NotebookLMの使い方|資料を読み込ませて要約する手順

AIで「思考」する

チャットAIに調べものを頼んだら、それっぽいけど間違った答えが返ってきた——。そんな経験、ありませんか。

参考にした資料の名前を聞いても、実在しない書名を堂々と挙げてくる。仕事の資料を任せるには、正直こわい。

そのモヤモヤを解決してくれるのが、今回のNotebookLMです。こちらが渡した資料の中だけを根拠に答えるので、作り話(ハルシネーション)が起きにくいのが最大の特徴です。

この記事で分かることは、次の3つです。

  • NotebookLMが普通のチャットAIと何が違うのか
  • 資料を読み込ませて要約するまでの基本3ステップ(実際の画面つき)
  • 最初にどう頼めば使える答えが返ってくるのか(プロンプト例)

プログラミングの知識は一切いりません。日本語でお願いするだけです。

この記事で使うツール

NotebookLM(無料・要Googleアカウント)

必要なもの:パソコンとGoogleアカウント。 できること:手元の資料を読み込ませて、要約・質問・複数資料の横断ができる。 プログラミング不要。日本語でお願いするだけ。

そもそもNotebookLMとは?何ができるのか

一言でいうと、Googleが提供する無料のAIノートツールです。

普通のチャットAIとの一番の違いは、答えの「材料」です。

チャットAIがネット中の知識で答える「物知り博士」だとすれば、NotebookLMは渡した資料だけを読み込む「専属の読書アシスタント」。資料に書いてあること以外は、勝手に話しません。

だから、根拠のない作り話が起きにくいのです。

できることは、ざっくり次の4つです。

  • 読み込ませた資料を要約する
  • 質問すると出典番号つきで答える(番号をクリックすると資料の該当箇所へ飛ぶ)
  • 複数の資料を横断して答える
  • PDF・Webページ・YouTube・音声など、多くの形式を読み込める

「AIの答えの根拠をその場で確認できる」——これが、仕事の資料を安心して任せられる理由です。

基本の使い方3ステップ

ここからが記事の核心です。ログインから要約までを、実際の画面で追っていきます。難しい設定はありません。

STEP1 ノートブックを作る

ブラウザで notebooklm.google.com を開き、Googleアカウントでログインします。あとは新規作成の趣旨のボタンから、新しいノートブックを1つ作るだけです。

NotebookLMのトップ画面。新規作成ボタンの位置
新規作成の趣旨のボタンから始める

コツは「1つのテーマ=1冊」で分けること。テーマごとにノートを分けておくと、あとで答えの精度が効いてきます。

STEP2 ソース(資料)を追加する

ソースを追加する趣旨のボタンから、手元の資料をアップロードします。PDF・テキスト・Webページ・音声など、いろいろな形式が使えます。

ソースを追加するパネル。資料をアップロードする場所
ここに資料をアップロードする

1冊のノートに入れられる資料は最大50件(執筆時点)。読み込みが終わると、AIが中身を理解した状態になります。

注意

資料をアップロードする前に、会社のルールを必ず確認してください。社外秘や個人情報を含む資料は、判断に迷うなら上げないのが安全です。共有するとソースが相手に見えることがあるので、共有設定にも注意を。迷ったときは仕事でAIを使うときの「信号機ルール」で判断すると迷いません。

STEP3 質問する・要約させる

あとはチャット欄に日本語でお願いを打つだけ。「要約して」「〇〇を教えて」と、話しかけるように書けばOKです。

質問への回答に出典番号がついた画面
回答についた出典番号をクリックすると根拠へ飛ぶ

ここがNotebookLMの真骨頂です。回答についた番号をたどれば、その答えがどの資料のどこから来たかをその場で確かめられます。

※料金・上限は2026年7月時点。最新は公式の案内で確認してください。

最初はこう頼む|プロンプト例

NotebookLMは、頼み方で返ってくる答えの質がガラッと変わります。まずはこの2つをそのまま使ってみてください。

この資料を、初めて読む人向けに3行で要約してください。
この資料の中で、私が明日までにやるべきことを箇条書きで抜き出してください。

コツは、目的を一言そえること。「営業に活かす観点で」と付けるだけで、切り口がまるで変わります。

全体要約 → やるべきこと → 数字の抜き出し、と段階的に深掘りしていくのがおすすめです。

正直な失敗談|私がつまずいた3つ

便利なツールですが、私も最初はうまく使えませんでした。恥をしのんで3つ共有します。

失敗1:「何でも読める」と思い込んだ。
いざ資料を渡そうとしたら、対応していない形式でした。読み込みたい資料が対応形式かどうかを先に確認しておくと、二度手間になりません。

失敗2:「要約して」とだけ打った。
返ってきたのは、読まなくても分かるような薄い答え。「誰向けに・何行で・何を抜き出すか」を指定したら、一気に使える答えに変わりました。

失敗3:1つのノートに何十個も資料を詰め込んだ。
関係ない資料まで混ざって、答えが的外れに。ノートブックはテーマごとに分ける——これが精度の分かれ目でした。

まとめ|明日からのチェックリストと次の一歩

最後に、今日から使えるチェックリストをまとめます。

  • ログインする(無料・Googleアカウント)
  • ノートブックはテーマごとに分ける
  • 渡す資料が対応形式か確認する
  • 頼むときは目的を添えて具体的に
  • 答えは出典番号で根拠を確認する
  • 機密資料は会社のルールを確認してから

ポイント

NotebookLMは「渡した資料の中」だけで答える相棒。だから作り話が起きにくく、安心して仕事の資料を任せられます。

もちろん万能ではありません。リアルタイムの文字起こしはできない、音声は1ファイル約200MBの壁がある、といった弱点もあります。だからこそ、用途に応じて次の記事へ進むのが近道です。

あなたのやりたいことに合わせて、次の一歩をどうぞ。

資料を読み込ませて答えさせる——この「AIに正確に仕事をさせる力」は、これからますます評価される武器になります。もう一段のばしたい人は、方向は3つ——体系的に学ぶ、資格で「できる」を可視化する、AIスキルが評価される環境を選ぶ。

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